アイルランドの住宅事情

アイルランド滞在中は、フラットと呼ばれる日本の感覚だとシェアハウスのような所に滞在しました。

私が滞在した街には学生専用のresidential areaがいくつかあり、大学や短大、専門学校の学生、

私のように語学学校の生徒などが多く住んでいました。

 

学生寮といってもよい雰囲気で、日本だとほとんどが完全個室だと思いますが、欧州では割と個人の部屋以外は

共用スペースになっている(キッチン、リビングなど、場所によっては風呂トイレも共用)場合が多いと思います。

 

プライベートな空間を重視する方には、あまり向いていないタイプの住居だと思いますが、

誰かと一緒に暮らした方が安心という方や、国際交流がしたい、友達がたくさんほしいという方にとっては、

これ以上ない良い環境だと思います。

 

ちなみに一緒に住む入居者は、友達同士や恋人同士など、引っ越し前に予め申告すれば希望を通してもらえる事が多いですが、

単身で入居だと、誰と一緒の部屋になるか分からないのが実情です。

ですから言葉は悪いですが、当たり外れがかなりあり、ハズレくじを引いてしまうと、毎週居間でド派手にパーティを開催され、

騒音にも悩まされるというオマケまでついてくる・・・という事態も起こり得ます(経験者は語る笑)

 

またこのような学生寮タイプの住居の他にも、日本でいうところの普通のアパートも勿論ありますが、それも日本と少し違って、やはりキッチンやリビングが誰かと共用というスタイルが多く、ほとんどの方がそうして暮らしていました。

もちろん自分一人で借りる事もできますが、そうすると家賃がかなり割高になるので、シェアする相手を見つけて、

家賃を割り勘にして住むのが一般的のようでした。

 

個人主義の欧州ですが、意外と住居となると誰かと一緒というスタイルが一般的のようです。

現在の事情については、分かりませんが・・・。

 

 

こちらは私が住んでいた学生アパートのキッチンにて。

一緒に写っているのはフラットメイト(同居人)たちです。

国籍もオーストリア、スペイン、日本、中国と、とても国際色豊かでした。