棚からぼたもち考察

今英語の先生をやっていて、留学経験もあって、と誰かに言うと、学生時代から英語の成績が良かったんでしょ?とか、

英語や海外に興味があったのね?などといったものが大方の反応になるかと思います。

しかし実際はその内のどれ一つとっても当てはまらない私でした。以前のブログで高校時代の後半に英語の成績が劇的に上がった話は投稿しましたが、それまでは英語は特段得意科目でもなければ(ただし苦手だと思った事だけはありませんでした)、

好きな科目でもありませんでした。

ただ単に苦手じゃない、というだけのほとんど興味がない科目に、学生時代が終わった後の人生で

こんなに長く関わろうとは、まったく予想すらしていませんでした。

 

海外に関しても、実際に留学経験はあるものの、別に小さい頃からの憧れというわけでもなく、

高校で英語が意外と楽しいという事に気が付き、短大に進学しても英語を勉強した事もあって、

単純にもうちょっとだけ極めてみたかったという、ただそれだけの理由で留学をしました。

しかし海外生活自体は人生経験のひとつとして非常に良い機会になったので、

海外留学という選択は決して間違いではなかったと、今でも自信を持って断言できます。

 

このように思わぬ事がきっかけになったり、思わぬ方向に進んでいく、という事はわりと多くの人の人生で起こりがちな

出来事ではないかと思います。

私の英語との関りもまさにそれで、私は英語の先生になりたいとも、なるとも思った事はありませんでした。

むしろ教師という仕事は、公立私立の学校の先生であっても、塾の講師という形であっても、

興味関心が以前は全くありませんでした。

 

それでは何故今英語の先生をしているかという話は、後に機会があればするとして、私にとって英語とはまさに「棚からぼた餅」のようなものだなと思っています。

思わぬ物事ではあったけど、恩恵をもたらしてくれる何か。そんな「何か」は意外と身近に潜んでいるかもしれませんよ。