高校の3年間はすっかり図書館通いが定着し、高校生活は図書館と共にあったと言っても過言ではありませんでした。
学業の成績は相変わらずの低空飛行を続けていましたが、高校3年次のある日、とある変化の兆しが見えてきたのです。
受験生になると模試を受ける回数が必然的に多くなります。
進学を希望していた私も、ほとんどの模試を受けていました。
私の高校では模試の結果が各クラスの黒板に張り出され、学年全体の結果が一目瞭然です。
私の名前など載るはずのないその張り紙に、ある日いきなり自分の名前が載るようになったのです。
それは英語の成績で、300人近くいる学年全体で5番という成績。クラスだけで見ると1位です。
自分より成績上位の人たちの名前を見ると、いつも学年で首席のあの子や、優秀で評判のあの子など錚々たる顔ぶればかり。
その中に万年最下位がすっかり板についた自分がいるなんて、何かの間違いではないか?と本気で驚きました。
同時に自分の中に疑問もわいてきました。というのもその時の自分は特に熱心に勉強をしている、という自覚がなかったのです。
まったく何もしていないわけではありませんでしたが、それでもこんな成績を取るほどの勉強は、まったく身に覚えがありません。
一体なぜ・・・と不思議に思いましたが、その答えがわかりました。
そう、それはまさに図書館のおかげだったのです。
読書をすることにより、考える力が身に付き、その結果が成績にも現れたのだと思いました。
高校時代は勉強よりも、読書の方を熱心にしていましたので、読書がいかに学習面でも良い効果をもたらすか、
という事を身を以って体感しました。
高校3年の後半からは英語の成績は学年では10番以内、クラスでも1、2番が定位置というのが当たり前になりました。
次回は英語の成績が目に見えて改善した頃に同時に行っていた、とある事についても投稿したいと思います。