クリスマスミサ

ウィーンにはシュテファン大聖堂という有名な観光地があります。外観が特徴的で大きな建造物でもあり、とても目を引きます。

そこでクリスマスミサを見学しました。欧米のクリスマスは日本でいうところのお正月の役割があるように思います。

従ってミサは神社への初詣的な意味合いがあるようで、とても混雑していました。

 

キリスト教信仰についてアイルランドの語学学校の先生たちに何度か尋ねたことがあります。

私が留学した当時、国民のほぼ100%がキリスト教徒といわれていたアイルランドですが、そんなアイルランドでも普段の教会へのミサは信者の参加率が低く、参加者は高齢者が多いといわれていました。

ちなみに欧州の教会はキリスト教徒でなくとも、ミサへの参加を歓迎してくださいますので、私も何度か参加したことがありました。

確かに若年層の姿は殆どみる事はありませんでした。

 

オーストリアでもその事情は同じようで、クリスマスは様々な年齢層の信者が参加していました。

司祭と思われる方が最後に堂内を歩きながら、信者、観光客をしっかりと見据えて手を振り、厳かなミサは終了しました。

あまりに人が多く、儀式をすべてしっかりと見ることはできませんでした。

しかし本場のミサを体験できたことは忘れられない思い出になりました。

 

そしてその夜はウィーンの街を散策。しばらく歩くと視線の先に何やらきらびやかな明かりが一層輝く場所が目に入ってきました。

その正体はクリスマスマーケット!しかしあまりの寒さと、ずいぶん歩いた疲労でのぞいてみる元気がなく、遠目から見るだけに終わってしまったことは今でも後悔しています。

欧州のクリスマスといえば、クリスマスマーケットなのに!

いつか必ずまた訪れたいと思っています。